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スタジアム&アリーナ2017 ニューズレター No.2 8月号(6)

ハイブリッド芝│スタジアム&アリーナ2017 公式ニューズレター
ハイブリッド芝(特殊人工芝繊維を天然芝の間に挿入芝生が成長し、人工繊維と絡み合う)

世界で唯一のスポーツ施設ビジネスイベント「スタジアム&アリーナ」とPan stadia& Arena Management Magazineがお届けする、世界各国のスタジアム&アリーナに関連するニューズレター!!
世界や日本でのスポーツ施設関連の最新情報、トピックス、9月開催の「スタジアム&アリーナ2017」関連情報も満載です。随時更新中!

■ピッチ環境の改善とスタジアム管理(ヴィッセル神戸)

ヴィッセル神戸の本拠地であるノエスタは屋根付きのスタジアムだ。全天候型として雨の日も観客は、濡れることなく快適に試合を観戦できる。その屋根を支える構造のため日照時間が極めて少なく、ピッチ(グラウンド)の芝の生育不良に悩まされてきた。日照時間を補うために寒冷地芝を採用しているが、高温多湿に弱い特徴があり、梅雨から夏にかけてピッチは決して良いと言える状況ではなかった。

しかし、昨年は夏場に暖地芝への張替えを敢行。秋口に寒冷地芝に戻す二度の張替えが奏功し、チームの好調を支えた。ただ、この施策には費用がかかる。そこで関係者が目を付けたのがハイブリッド芝(以下、HB)の導入だ。天然芝と人工芝繊維を融合させて天然芝を補強する手法で、欧州では主流になりつつある。

これに加え、日照時間を補うグローイングライト(芝生促成用照明)、寒冷地芝に重要な地温をコントロールする管理システム、芝表面の通風を助長する大型送風機などで芝の育成をサポートする体制を整えつつあり、この秋からは本格的なHB導入工事が始まる。既にHBを採用しているイングランドの聖地・ウェンブリースタジアムでは「ラグビーやコンサートをやってもサッカーへの影響はない」との話を聞き、2019年ラグビーワールドカップの試合会場となるノエスタも心配しなくてすみそうだ。また、これを機にスタジアムの管理も自社で行うことを検討しており、スタジアムの運用については楽天イーグルスからの成功事例を参考に取り組む予定だ。

(世界に通用する「サッカービジネス」へ楽天ヴィッセル神戸株式会社常務取締役事業本部長 安本卓史 より)

@PanStadiaArena